おもちゃドクターを始める動機

 おもちゃドクターになった人の多くは、

 1.  物を作ること、直すことが大好き。

 2.子供が大好き。

 3.地域との関わりを持ちたい。

この3つを充分満足するものがあるからです。

 

 おもちゃの修理は、「たかががおもちゃ、されどおもちゃ」で、故障内容もピンからキリまであります。そしていろいろなドラマがあります。

 故障。修理にとり掛かったが何故そのように動くのか、何故動かないのかが全く判らず、おもちゃを前にして、長い間考えても判らず、やっとの事でその原因が判り、直すことが出来た時のうれしさは思わず、「ヤッター!」と拳を突き上げてしまいます。

 「おもちゃの病院」では、親が子供に、故障の内容を説明させます。修理をお願いする時の挨拶、直してもらった時の感謝の言葉、おもちゃが直った時の子供が本当に嬉しそうな笑顔と「ありがとう!」の一言 、「楽しませて頂いて、なお且つ感謝される」、こんなに素晴らしい事は無いのではないでしょうか。こちらも嬉しくなります。これがあるからやめられない。こちらこそ直させてもらってありがとう!

 「おもちゃの病院」は、修理をお願いする時の挨拶、直してもらった時の感謝の言葉、物を大切にする心を育てる等、子供の教育の場にもなっています。

 

おもちゃドクターをめざすには

 誰でもおもちゃドクターに成ることは可能です。おもちゃドクターの主力は50代以上の男性たちが中心です。しかしながら、女性も大歓迎なのです。ぬいぐるみ人形や動物のおもちゃでは機械部分の修理は男性が得意ですが、おもちゃの周りの布部分を剥がしたり縫い合わせはやはり女性の力を借りたいものです。

 今のおもちゃは大半が乾電池が使われています。電気や電子回路の知識がないとドクターは難しいのではと思いがちですが、故障の多くは電池の不具合や断線などちょっとした知識と技術で治るものが多いのです。

  趣味や職場で培った経験や技術が役に立つ場面も多いのですが興味があることが最大の条件です。しかし、ある程度の知識は必要です。

 「日本おもちゃ病院協会 」では、年に数回「おもちゅドクター養成講座」を開催しています。

「旭おもちゃの病院」でもおもちゃドクターの養成講座を開催します。一度これらの講座に参加してみるのが近道でしょう。